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「香りは、安心をつなぐ」ーそんな想いから始まった。

現役美容師の視点から、「香り」で人と愛犬をつなぎ、家族としての新しい幸せを届けることをコンセプトに誕生したペットケアブランド「HONI」。香りを通じて人と犬が安心を共有するという新たな価値は、どのようにして形になったのか。今回は誕生に至るまでの背景と、ブランドに込めた想いについて代表の原 裕也さんにお話を伺った。


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株式会社Clock

原 裕也さん

美容師として人の髪や肌に向き合う中で、「成分」や「品質」に対する高い意識を培ってきた。その後は、美容室経営をはじめ、飲食店やジムなど複数の事業を手がけ、現場で感じた違和感を起点にビジネスを形にしてきた。愛犬との暮らしをきっかけに、犬用製品の品質に疑問を抱く。「人と同じ基準で選べるものをつくりたい」という想いから、ペットケアブランド「HONI」を立ち上げた。
”香りを通じて人と犬をつなぐ”という想いを胸に、安心して使えるプロダクトを追求している。

目次

  • — 「ブランドを立ち上げたきっかけ」
  • — 「ビジネスは身近な違和感から」
  • — 「”香り”は犬の安心にもなる」
  • — 「美容室経営で得た資金を、犬に全部ぶっ込みました(笑)」
  • — 「商圏は日本全国。だから”地域密着”で広げた」
  • — 「プロに選ばれるようになったのが、いちばん嬉しかった」
  • — 「次は、”求められたもの”を、かたちにする番」

「ブランドを立ち上げたきっかけ」

—— 美容師が愛犬用ケアフレグランスに挑んだ理由

渡邊:まずは、「HONI」というブランドを立ち上げたきっかけからお聞きしてもいいですか?

原さん:もともとは美容師をしながら、人間用のシャンプーを作ってたんです。でも自分で犬を飼い始めた時に、「あれ?犬用の製品って成分が全然よくないな」と思って。自分が人に触れるものを扱ってきた分、気になっちゃって。

渡邊:美容師としての“視点”が、犬に向いた瞬間があったんですね。

原さん:そうなんです。だったら人と同じくらいのクオリティで、安心して使えるものを作ってあげたいなって。香りにもこだわりたかったし、「飼い主の匂いで安心してもらえるようなアイテムを」って考えた時に、自然と“香りのあるケア製品”にたどり着きました。

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「ビジネスは身近な違和感から」

渡邊:美容師を続けながら、ブランドを立ち上げるって結構ハードル高いと思うんですけど、迷いはなかったですか?

原さん:それがあんまりなかったんですよ。実は過去に、飲食店とかジムとか、いろいろやってきたんです。目の前の「これもっと良くできるな」っていう違和感を形にするのが好きで。

渡邊:“プロダクト発想型”なんですね

原さん:そうかもしれないです(笑)。ワンちゃんを飼って、成分が気になって、自分が作ればいいかもって。自然な流れでした。

「”香り”は犬の安心にもなる」

渡邊:香りに注目した理由って、飼い主向けだけじゃなくて、犬にも関係あるんですか?

原さん:そうなんです。最初は「犬に香りって大丈夫なの?」って思ったんですけど、飼い主の匂いってワンちゃんも覚えるんですよね。だから、同じ香りがする空間にいると落ち着く。実際、うちのスプレーも「旅行先でもこの香りがあると安心してる」って声をもらいました。

「美容室経営で得た資金を、犬に全部ぶっ込みました(笑)」

渡邊:事業ってどうしても初期投資が必要ですが、資金面はどう工夫されたんですか?

原さん:美容室を何店舗か経営してたんですけど、それを順に店長に譲渡して、バイアウトのような形で現金化しました。その資金を、ほぼ全部HONIに振り切りました。

渡邊:本気の“勝負”だったわけですね。

原さん:そうですね。「これからは物販の時代やな」と思ったので、ブランドが一人歩きできるような商品作りに切り替えました。

「商圏は、日本全国。だから”地域密着”で広げた」

渡邊:販売面では、苦労されたことも多かったのでは?

原さん:めっちゃありました(笑)。今までのビジネスは、基本“近隣のお客さん”が相手。でもHONIはネット販売で商圏が一気に全国になって、逆に「広すぎて何をすればいいか分からない」状態でした。

渡邊:ECの壁って、意外と大きいですよね。

原さん:はい。だから逆に、都道府県ごとに回ることにしたんです。大阪→京都→東京…って感じで。昔の自分のやり方を全国に広げるイメージで、少しずつ強いお店と関係を作って卸してもらってます。

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「プロに選ばれるようになったのが、いちばん嬉しかった」

渡邊:立ち上げてよかったと思った瞬間はありますか?

原さん:イベントに出た時に、プロのトリマーさんたちから「これめっちゃいい!」って言われた時ですね。まさか、サロンや大会で使ってもらえるとは思ってなかったので。

渡邊:YouTubeとかで紹介されるようにもなってましたよね?

原さん:そうなんです。そこから口コミで広がって、「うちも仕入れたい」って声が増えて。結果的に売上の8割は卸です。最初の想定とは違ったけど、プロに選ばれるっていうのは嬉しかったですね。

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「次は、”求められたもの”を、かたちにする番」

渡邊:これからの展開について、考えていることはありますか?

原さん:「この香りでシャンプー作ってほしい」「ハンドソープもあったらいいのに」っていう声がすごく増えてきて。こっちがマーケ戦略考えなくても、ニーズが自然に集まってくるようになったんです。

渡邊:すごい…ブランドとして“愛され始めてる”証拠ですね。

原さん:だから、今後はその声をしっかり拾って、「人と犬が一緒に使えるシリーズ」みたいな展開も考えています。香りを“安心の記憶”に変える、そんなブランドでありたいですね。

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株式会社Clock

原 裕也さん

美容師として人の髪や肌に向き合う中で、「成分」や「品質」に対する高い意識を培ってきた。その後は、美容室経営をはじめ、飲食店やジムなど複数の事業を手がけ、現場で感じた違和感を起点にビジネスを形にしてきた。愛犬との暮らしをきっかけに、犬用製品の品質に疑問を抱く。「人と同じ基準で選べるものをつくりたい」という想いから、ペットケアブランド「HONI」を立ち上げた。
”香りを通じて人と犬をつなぐ”という想いを胸に、安心して使えるプロダクトを追求している。